北陸高校はインターハイや全国選抜大会、国体で何度も優勝・上位入賞を果たすなど、輝かしい戦績を誇る強豪校です。この記事では、その北陸高校のオフェンスにおけるパスワークについて、位置とパスのタイミングを中心に考察します。YouTubeにある第48回全国高等学校ハンドボール選抜大会の動画を参考にしています。
バックプレイヤーの位置
北陸高校のオフェンスでは、以下のような位置にバックプレイヤー(LB、CB、RB)が位置することがあります。

特徴は、バックプレイヤー同士が少し近いところです。
攻める空間が狭くなってしまうデメリットがあります。
メリットは、パスがしやすい、パスカットが狙われにくい、ということが挙げられます。このメリットは、パスカットを気にしなくてよい分、思い切り攻めることができます。
パスのタイミング
動画を観ていると、統一されたパスのタイミングに気づくかもしれません。
バックプレイヤーは、パスを受ける→2歩攻める→パスのように、パスを受けてからパスするまでの動きやタイミングが正確でリズムがあります。
さらに、ドリブルを使うことが少なく、リズムを崩すことがありません。
パスを受ける側はいつパスが来るのかわかりやすく、次のプレーに移行しやすいです。
2つの要素が合わさる結果
さて、北陸高校のパスワークにはこれらの要素が良く合わさっています。
バックプレイヤー同士が比較的近いところに位置することでパスが通りやすくなり、
パスのタイミングを統一することで、パスする側のタイミングや動きが分かるので、思い切り攻められる。
北陸高校のオフェンスにはまだまだバリエーションがありますが、そのうちの1つとして今回取り上げたオフェンスが強さの1つになると思われます。
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